こんばんは。
前回のブログ『
商売とは......『看板のない居酒屋』』で取り上げた
岡村 桂明さんの母親に関してもう少し書かせていただきます。
岡村 桂明さんの母が居酒屋を始めるキッカケとなったのは......
昭和26年、当時新婚でまだ19歳だった岡村 桂明さんのお母様。
御主人にはお気に入りの居酒屋があって毎晩通っていたそうです。
そんなある日、その居酒屋店主から「この家を安く買ってくれないか」と頼まれ御主人は喜んで購入しました。
ところが引っ越し早々、5升の酒を買い込んで、奥様に「今日から居酒屋をやれ」と。
事務職しか経験が無く、生真面目で水商売とは縁のない奥様でしたから泣いて嫌がりましたが
言い出したら聞かない御主人ゆえ、あきらめて居酒屋をはじめました。
得意な事や経験が豊かな事ですら独立して店を切り盛りするのは大変なのに。全くの素人でしかも役立つ助言してくれる人は皆無。
その苦労は並大抵のものでは無かったはずです。
このご主人の好き勝手な態度には私も賛成しかねるのですが......
しかし、岡村 桂明さんのお母様はそこから誰に学んだという訳でも無く、多くの学びを得て次第に居酒屋業が楽しくなっていたようです。
その実体験から学んだ事柄は何ものにも代えがたい本当に重みがあるものです。
それを紹介していくと長くなってしまいますので割愛しますが、その集大成とも言える言葉が前回のブログでもお伝えした
「商売とは・・・・・・「いかに来てもらうか」ではなく、「いかに帰ってもらうか」」
「宣伝なんてしなくても、看板なんてなくても、安売りなんてしなくても、ちょっとくらいまずくても、あんたが好かれる人間になれば周りの人は寄ってきてくれるんだよ」
でしょうか。
今の時代、ありとあらゆる事に対して、これ又、ありとあらゆる情報や学ぶ手段がそろってます。
多種多様な書籍、ネット上の情報、セミナー、スクール。
でも、何も初めていないうちから、ありとあらゆる情報の洪水に飲み込まれるのはどうでしょう?
確かに事前に情報を得る事により、リスクを減らしたり、効率良く進めたり出来るのは事実です。
しかし、一歩間違うとほとんど実践もしないのに「やはりあれはダメだった」と、十分やった気になったり。
人間考え込む程ネガティブな思考に陥りがちですから、情報を得れば得る程尻込みしてやらずに終わりがちです。
ビジネスノウハウであれ、ダイエットであれ、語学学習法であれ、万人に満足させる結果を出せる完璧なものは存在しません。
人、それぞれに合う、合わないはありますので、時には他人の情報に踊らされず、自分の頭で良く考え直観に従う事も必要だと感じます。
更に言うと、すぐ他人の意見や手法に頼るのでは無く、まず自分自身で試行錯誤することが大切ではないかと。失敗しても、やってみて初めて得る事もありますし。それを踏まえてから誰かの教えを学べば、又違った深い気付きがあると思います。
今の若い親や教師達は、異常なまでに子供たちに失敗をさせないように育てていると聞いたことがあります。
失敗を許されず、失敗をあまり経験せずに育てば、小さくまとまった生き方になり人間的な成長は鈍るでしょう。
子供に限らず、いろいろとまずは自分流にやらせてみてから学ばせる土壌がこの社会に根付く日が来ると良いですね。
今回紹介した話の元となった本『看板のない居酒屋 』は↓こちら
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