うちは、子供が居ないので最近の学校教育がどうなのか良くわかり
ませんが。
例えば、情操教育とか道徳の授業など、どうなっているのかな?
私の通った小学校は、当時心を育む教育に力を入れていました。
特に道徳の時間に聞いた話で今でもハッキリと思い出せる話は多いですし(それほど心に響いたのでしょう)
時々劇団を招いたり、時には劇場で演劇を見に行ったりとか頻繁にありました。
まぁ、今でも正直演劇ってちょっと苦手ですが(苦笑)、その頃見た劇の数々はかなり印象に残ってます。
その中でも特に感動したのは『走れメロス』の劇
次から次へと立ちふさがる困難、障害を乗り越え、親友のセリヌンティウスの元へ走り続けるシーンでメロス役の役者さんが、会場狭しとステージの端から会場の通路を走り、会場最後部まで使って走りだしました。
走る、走る、走る、...................................................
まだまだ走り続けて、いったい何周、いや何十週したのでしょう?
まるで倒れて息絶えるまで走るのではないかと思える程で、通路には汗が垂れ落ち、座席そばを走り抜けるときは汗を含んだ風さえ感じる程の速さで。
しまいには「もう走るのをやめて!」と涙ぐむ女子児童も。
他に『走れメロス』の劇を見た事無いので、果たして他の劇団もここまでやるのか、あるいはこの劇団独自の演出かは判りませんが。
そして親友のセリヌンティウスが、今にも処刑されるという刑場に間に合ったシーンでは、メロス役さんは、あまりの力走で息が切れて、なかなかセリフが言葉になりません。
これも狙った演出なのか、はたまたあまりに張り切って走り過ぎたNG場面なのか、わからない程でした。
きっとそこにいた他の児童達も、約束を守るという事がどんな事か、人を信じる事の大切さとかを肌で感じた事でしょう。
今、バーチャルな世界にいる事が多い時代ですから、余計にこうした画面上では無く、 肌でしか感じられない体験を少しでも若い世代に体験して欲しいです。
自然とふれ合い、もっと自然でもっと自分らしく生きてみませんか?

にほんブログ村

ナチュラルライフ ブログランキングへ